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本日も中出し日和
第3章 洗面所にて
今日の夕飯は不評だった。
ダンナは32歳にもなって魚が嫌いだ。
帰宅して食卓に並んだ味噌サバを目にするなり、
「エー!?」
と露骨に嫌な顔をした。
「サバとか水族館におる魚やん!」
などと意味不明な理屈を述べ、とうとう一口も手を付けなかった。
結論から言おう。
クソほど喧嘩した。
「じゃあ聞くけど!牛と豚と鶏が動物園におるか?おらんやろ!?」
この決定的に馬鹿げたセリフが、今晩の喧嘩のハイライトだ。
私は怒りながら洗面所で歯磨きをしていた。
そこに、ベランダで煙草を吸っていたダンナがやって来た。
無視を決め込む。
私が口をゆすいでうがいをしているその真横で、腹の立つことに、ダンナはスウェットパンツのポケットに両手を突っ込んだエラソーな態度で突っ立っている。
そして言った。
「謝るから許せや」
そんな謝り方があるか…!?
怒りでワナワナした。
私はダンナを無視し続けた。
ダンナは32歳にもなって魚が嫌いだ。
帰宅して食卓に並んだ味噌サバを目にするなり、
「エー!?」
と露骨に嫌な顔をした。
「サバとか水族館におる魚やん!」
などと意味不明な理屈を述べ、とうとう一口も手を付けなかった。
結論から言おう。
クソほど喧嘩した。
「じゃあ聞くけど!牛と豚と鶏が動物園におるか?おらんやろ!?」
この決定的に馬鹿げたセリフが、今晩の喧嘩のハイライトだ。
私は怒りながら洗面所で歯磨きをしていた。
そこに、ベランダで煙草を吸っていたダンナがやって来た。
無視を決め込む。
私が口をゆすいでうがいをしているその真横で、腹の立つことに、ダンナはスウェットパンツのポケットに両手を突っ込んだエラソーな態度で突っ立っている。
そして言った。
「謝るから許せや」
そんな謝り方があるか…!?
怒りでワナワナした。
私はダンナを無視し続けた。