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本日も中出し日和
第6章 台所にて
「やっぱもうちょっと単3ちゃんといっぱいエッチしたいから、4人目はまだええわ。
 妊娠したらこんなん出来んくなるもん」



 ダンナは下げていた作業着のズボンをたくしあげ、ベルトを締めると、テーブルにひろげてある白米を詰めただけの弁当箱にふりかけをかけ、フタを閉めた。


「もう行くわ」


 ダンナが弁当箱片手に、下半身裸で放心している私をもう片方の腕で抱き締めた。つくづく煙草臭い。


「ありがとう。愛してんで。夜子供ら寝たら続きしよな」


 キスされ、ハッと我に返る。


「箸!箸入れてないんちゃうん!?」


 慌ててズボンをたくしあげ、箸を手渡すと、ダンナがオオッと慌てた顔で笑った。


「危機一髪や」


 玄関に向かうダンナの背中を追い掛ける。


「弁当足らんかったらなんか買いや」

「おー」

「今日も1日気ぃつけてな、事故なく怪我なく安全にな」

「おー。お父ちゃん頑張って働くでぇ〜」

 

 ドアを開け、出ていくダンナに手を振る。


「いってらっしゃい」


 ダンナはチラッと振り向いて、ニヤッと笑った。


「俺ってグレートだぜぇ〜」


 そして意味不明な発言を残し、去っていった。
 背中が廊下の向こうに消えていくのを見送ってから、ドアを締めた。




 ………あのダンナが、外に出すとは。
 少しホッとした。
 ホントのとこ、私ももう少し、ダンナとのエッチを楽しみたいのだ。
 4人目はいつかは欲しいけど、まだ先でいい…。
 もう少しだけ、子供達には内緒で、いっぱい夫婦で愉しみたいのだ…。



 …さて。
 気持ちを切り替えて今日も1日、がんばりますかぁ。
 お母ちゃんも頑張って働かなければ。


 私は台所に戻り、途中でほったらかしていたタマゴを再びかき混ぜたのだった…。








 台所にて…おしまい。





  
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