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本日も中出し日和
第8章 寝室にて②※観覧注意
「みんなあんまり、嫁とはシテへんみたいやなぁ」
早朝の外気は、ツンと冷たく澄んでいた。
まだ深夜のように真っ暗なベランダで、コートを着て二人で肩を並べ、一緒に煙草を吸った。
私の仲直りしたあとだけの習慣だ。
ダンナが小さい声で言う。
「みんな他に彼女がおるんやって。抱いた女の自慢か、プロテインの話ばっか。聞いてたら嫌んなった」
ダンナが手を握ってくる。
私はもう気が済んでいるから、その手を握り返した。
「家帰って来てグースカ寝とる単3の顔見たらホッとして…つい。みんなの話思い出してこのまま一生相手してくれへんかったらって不安になってん。ごめんな」
暗闇だから、ベランダでキスしても誰にも見えないだろう。
「まあ!お互い反省して、また仲良く夫婦やりましょう」
ダンナが言う。
「お互い…?」
睨みつけると、すぐに真面目な顔で首を左右に振った。
「ちゃう。俺が反省します。スンマセンでした」
「布団弁償してや」
「無理や金ないわ。しばらく単3と一緒の布団で寝かしてもらいます」
もう一度睨みつけると、ダンナはワハハと笑った。
「えーやんけ、今日から一緒に寝ようや」
笑ってるダンナを見ているうちに全部バカバカしくなり、私も肩を震わせて笑った。
今日も1日、仲良く夫婦できそうだ。
そう思った。
街はまだ目覚めたばかりだ。
寝室にて②…おしまい。
早朝の外気は、ツンと冷たく澄んでいた。
まだ深夜のように真っ暗なベランダで、コートを着て二人で肩を並べ、一緒に煙草を吸った。
私の仲直りしたあとだけの習慣だ。
ダンナが小さい声で言う。
「みんな他に彼女がおるんやって。抱いた女の自慢か、プロテインの話ばっか。聞いてたら嫌んなった」
ダンナが手を握ってくる。
私はもう気が済んでいるから、その手を握り返した。
「家帰って来てグースカ寝とる単3の顔見たらホッとして…つい。みんなの話思い出してこのまま一生相手してくれへんかったらって不安になってん。ごめんな」
暗闇だから、ベランダでキスしても誰にも見えないだろう。
「まあ!お互い反省して、また仲良く夫婦やりましょう」
ダンナが言う。
「お互い…?」
睨みつけると、すぐに真面目な顔で首を左右に振った。
「ちゃう。俺が反省します。スンマセンでした」
「布団弁償してや」
「無理や金ないわ。しばらく単3と一緒の布団で寝かしてもらいます」
もう一度睨みつけると、ダンナはワハハと笑った。
「えーやんけ、今日から一緒に寝ようや」
笑ってるダンナを見ているうちに全部バカバカしくなり、私も肩を震わせて笑った。
今日も1日、仲良く夫婦できそうだ。
そう思った。
街はまだ目覚めたばかりだ。
寝室にて②…おしまい。