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泥だらけのお姫様
第11章 【番外編2】最悪の再会の果て~自分であるために~
将さんが見えなくなったのを確認してから、駅の近くの寂れたラブホテルに入る。
「とりあえず、お風呂入ろっか」
私は無言で頷く。
「……知ってたんだ。将さんのこと……」
お風呂に浸かってから、私はやっとしゃべることができた。優希に後ろから抱き抱えられる形でいる。
「っ……んっ……聞いてるのに、もう……っ」
乳房をいじられて、背中には硬くなった優希の雄棒が当たって……、
「……そりゃ、最初の頃のおねしょは、将さんって叫んだ後だったからね……気づくよ。……本当は、嫉妬した。高身長のスーツが似合う人。あぁいうの今、流行りのイケオジって言うんでしょ……。怖かった。母さんを……美愛ちゃんを取られるんじゃないかって」
ぎゅぅう……。苦しいくらいに抱きしめられて──。
「のぼせるから上がろう。そして、俺だけなんだって、安心させて」
「んっ……あっ……」
甘い言葉で、甘いキスの雨で……先ほどの出来事が遠くなる。もっと触って……まるで、体中が性感体だ。