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人妻 玲子の白日夢  「夜の遊園地」
第10章 エピローグ
そのまま、ぎゅっと抱き締められ、私は動きを封じられてしまう。

「本当のラストシーン、読んでください。わかってますか?私は貴女の作品の一番のファンなんです。でなければ、朗読サイトを立ち上げたりしません。貴女の作品が送られてくると、私が最初に聞くのです。身体を、こう、熱くして。。」

菅原は私の手を、自分の昂りに導く。
そこは既に、熱く、硬く、大きく存在を主張している。。。

私は菅原に抱き締められながら、読まれることなく終わった「夜の遊園地」の続きを思い出す。原稿を見なくとも、大体のストーリーは覚えている。

「。。。激しく深い快感の名残に揺蕩い、虚ろになっている私を残し、アリス倶楽部の男達はいつの間にか姿を消し、変わりに三枝と、見ていた男達が近づいてきます。

『玲子さん、淫靡で素敵なショーだったよ。見ているだけなんて、難しいよ。皆さん、この時を待ってたんだ。』

三枝は手にしていたグラスの酒を口に含むと、私に口移しでそれを飲ませます。一口でカッとするような強いお酒です。

足枷を外し、私を椅子から下ろすと静かな声で私に命じます。

『同じ姿勢で疲れたろう?そこに四つん這いになってごらん。』」

「四つん這いになってごらん。」

同じ言葉を菅原が繰り返す。
催眠術をかけられたかのように、私はその通りに動いてしまう。

「続けて。。。」

菅原に促され、私は彼にお尻を向けたまま、小説の続きを語り始める。

「。。。観客の一人が私のお尻を撫で回します。こちら側も見たかったんだ、さっきは上向きばかりだったから、と言いながら。そして、私は後ろから貫かれます。何度も上りつめた身体は、いとも容易くそれを受け入れてしまいます。。。。」

菅原が、小説と同じように私のお尻に手を這わす。スカートの上から、ひとしきりそこを撫で回すと、スカートの裾から手を差し入れ、ゆっくり下着を下ろしていく。

「玲子さん、濡れてる。。。まだ触れてもいないのに。」

朗読会の後半から、本当は感じていた身体。
ショーツに吸湿シートを敷いてこなかったことを悔やむほど、私はそこを濡らしてしまっている。

次の瞬間、お尻の肉が左右にぐっと広げられ、菅原の舌が、その間に忍びこむ。敏感な突起も、襞の内側も、菅原に舐め回され、私は小説の玲子と完全にシンクロしていく。

「玲子さん。。。いい?」
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