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人妻 玲子の白日夢 「夜の遊園地」
第2章 夜の遊園地 1
エレベーターから降りて、目を見張ります。
そこにはビルの外観からは想像もつかない、重厚なドアがありました。
彼がコツコツと扉についた金具を叩くと、中から、執事のような格好をした男性が私達を迎えいれます。中は本当に、テーマパークの洞窟を模したような不思議な空間になっていました。
「三枝様。お待ちしておりました。こちらが今日のアリス様ですね。」
いい年をして、アリス様、などと呼ばれることに抵抗がなかったとは言えません。でも、この不思議な空間の中にあって、少し舞い上がっていたのも事実です。
「三枝様はどうぞこちらへ。お席を設けております。」
彼は別のスタッフに連れて行かれようとしています。
「えっ?貴方は一緒じゃないの?」
私は思わず彼に言いました。彼は私に
「楽しんでおいで。」と言って行ってしまいます。
残された私に、さっきの執事風の男性が話を続けます。
「アリス様。こちらの施設のご説明をさせていただきます。当倶楽部は、大人の女性に楽しんでいただくことを第一に考えております。
リラックスしていただくために、最初にアリスのバスルームにご案内します。その後、お好きな衣装をお召しください。日帰り温泉などで、浴衣を自由に選ぶサービスがございますよね。そんなイメージと思ってください。」
「はい。。。」
訳がわからないまま、私は返事をしてしまいます。
「その後、こちらのパスポートの順にお部屋を回っていただきます。その都度、スタッフがご案内しますので、ご心配はいりません。」
私はその「パスポート」を覗き込みました。そこには
アリスのティーカップ
アリスの馬車
アリスのトイ・ルーム
鏡の国のアリス
アリスのメリーゴーランド
と書かれています。
その時は、なるほど確かに遊園地ね、という感想しかもちませんでした。
それが長い長い夜の始まりだったとは、思いもしなかったのです。。
そこにはビルの外観からは想像もつかない、重厚なドアがありました。
彼がコツコツと扉についた金具を叩くと、中から、執事のような格好をした男性が私達を迎えいれます。中は本当に、テーマパークの洞窟を模したような不思議な空間になっていました。
「三枝様。お待ちしておりました。こちらが今日のアリス様ですね。」
いい年をして、アリス様、などと呼ばれることに抵抗がなかったとは言えません。でも、この不思議な空間の中にあって、少し舞い上がっていたのも事実です。
「三枝様はどうぞこちらへ。お席を設けております。」
彼は別のスタッフに連れて行かれようとしています。
「えっ?貴方は一緒じゃないの?」
私は思わず彼に言いました。彼は私に
「楽しんでおいで。」と言って行ってしまいます。
残された私に、さっきの執事風の男性が話を続けます。
「アリス様。こちらの施設のご説明をさせていただきます。当倶楽部は、大人の女性に楽しんでいただくことを第一に考えております。
リラックスしていただくために、最初にアリスのバスルームにご案内します。その後、お好きな衣装をお召しください。日帰り温泉などで、浴衣を自由に選ぶサービスがございますよね。そんなイメージと思ってください。」
「はい。。。」
訳がわからないまま、私は返事をしてしまいます。
「その後、こちらのパスポートの順にお部屋を回っていただきます。その都度、スタッフがご案内しますので、ご心配はいりません。」
私はその「パスポート」を覗き込みました。そこには
アリスのティーカップ
アリスの馬車
アリスのトイ・ルーム
鏡の国のアリス
アリスのメリーゴーランド
と書かれています。
その時は、なるほど確かに遊園地ね、という感想しかもちませんでした。
それが長い長い夜の始まりだったとは、思いもしなかったのです。。