この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人妻 玲子の白日夢  「夜の遊園地」
第3章 夜の遊園地 2 アリスのバスルーム
「では、アリス様。こちらへ。」

執事風の男に案内された小部屋にはたくさんの衣装がありました。不思議の国のアリスがテーマになっているだけあって、可愛いアリス風の服もたくさん。

水色のワンピースに白のフリルのエプロンという定番のアリスの衣装は、さすがに着る気にならず、見た中では一番シックな黒のロングドレスを選びます。

隣の籠には色とりどりのランジェリーが並んでいます。替えの下着を持ってきていなかったので、シャワーを浴びるなら、と深く考えることなく、ドレスに合わせて黒いレースで彩られたセットを手に取りました。

「お決まりになりましたか?では奥のスペードのマークがついたドアにお進みください。そちらがアリスのバスルームでございます。ゆっくり汗をお流しくださいませ。お出になりましたら、この呼び鈴を鳴らしてください。」

執事風の男が衣装部屋から出ていくのを見届けてから、スペードのドアを開けます。

うわぁ。。。

バスルームは一言で言うとトランプの館でした。壁には、ジャック、クイーン、キングの絵柄が描かれ、スペード、ハート、クラブ、ダイヤの形にくりぬかれた小窓がたくさんあります。バスタブは、真っ赤なハートの形です。

ワインの酔いもあり、その極彩色の空間でシャワーを浴び、ハート型のバスタブにつかると、本当に異次元に迷いこんだ気がします。

バスタブには鮮やかな色の花びらが浮かんでいて、甘い香りが漂っています。年甲斐もなく、一人ではしゃいでフラワーバスを楽しんだ後、少し風にあたろうと、小窓に近づきました。

あれ?
 
窓を開けようとして気がつきました。どの窓も、ガラスではなく鏡が嵌め込まれていて、覗くと自分と目が合います。

訝しく思いながらも、のぼせないうちに出ようと深くは考えずに脱衣場に出ました。後でわかったことですが、この後で回る部屋全てに、この小窓がありました。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

そこまで読み進め、ペットボトルに手を伸ばす。水を口に含みながら、お客さんの反応をうかがう。

アイマスクに隠された個々の表情はうかがいしれない。でも、少なくとも居眠りをしている人は居なさそう。前のめりになって聞き入ってくれる人もいるので、少し安心して続きを読み始める。。。


/26ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ