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『Room 』
第10章 旅行
飛んで旅行当日。
早起きして、駅へ向かう。
茜は簡単だったが、洋平を説得するのは骨が折れた。
メンバーに会えるのは嬉しいようなのだが、茜がいることと望ちゃんはダメだということが納得がいかないらしい。
たしかに、俺が洋平の立場でも納得はいかないが、それでは話が進まない為、茜との関係をちらつかせ無理矢理にでも納得させた。
やって来たのは、自然豊かな森のペンション。
近くには滝があり、マイナスイオンが満載な爽やかな空気漂う場所だ。
濁った俺たちにはお似合いの場所だわな。
到着した俺達は、早々に荷物を置き外に出ていた。
近くの遊歩道を散策する事になった。
「あーあ、望も連れてくれば良かった…」
まだ、ぶつくさ言っている洋平の肩を掴み首を羽交い締めにする。
「しつこいぞ!諦めろ。てか、二人だけで来る予行練習にすればいいじゃねぇか。」
「うおっ」
一生懸命俺から逃れようとしていた洋平だが、俺の提案に満更でもない顔をする。
「やっぱ、兄弟ねぇ。あんたたち似てないと思ってたけど、案外似てるわね…。」
茜が感慨深く言っている。
いや、お前も兄妹だからな。
「ぷっ、あんたら三人。似てるわよ。」
桜や可憐が吹き出した。
「本当、仲がいい兄妹なのよ。入る隙がないぐらい。」
「進一も同じ事、言ってたよ。」
千秋の言葉に頭の後ろで手を組ながら誠が苦笑いしている。
「望もそのうち、わたしに愚痴ってくるわね。」
紫が洋平を見てニヤリとする。
早起きして、駅へ向かう。
茜は簡単だったが、洋平を説得するのは骨が折れた。
メンバーに会えるのは嬉しいようなのだが、茜がいることと望ちゃんはダメだということが納得がいかないらしい。
たしかに、俺が洋平の立場でも納得はいかないが、それでは話が進まない為、茜との関係をちらつかせ無理矢理にでも納得させた。
やって来たのは、自然豊かな森のペンション。
近くには滝があり、マイナスイオンが満載な爽やかな空気漂う場所だ。
濁った俺たちにはお似合いの場所だわな。
到着した俺達は、早々に荷物を置き外に出ていた。
近くの遊歩道を散策する事になった。
「あーあ、望も連れてくれば良かった…」
まだ、ぶつくさ言っている洋平の肩を掴み首を羽交い締めにする。
「しつこいぞ!諦めろ。てか、二人だけで来る予行練習にすればいいじゃねぇか。」
「うおっ」
一生懸命俺から逃れようとしていた洋平だが、俺の提案に満更でもない顔をする。
「やっぱ、兄弟ねぇ。あんたたち似てないと思ってたけど、案外似てるわね…。」
茜が感慨深く言っている。
いや、お前も兄妹だからな。
「ぷっ、あんたら三人。似てるわよ。」
桜や可憐が吹き出した。
「本当、仲がいい兄妹なのよ。入る隙がないぐらい。」
「進一も同じ事、言ってたよ。」
千秋の言葉に頭の後ろで手を組ながら誠が苦笑いしている。
「望もそのうち、わたしに愚痴ってくるわね。」
紫が洋平を見てニヤリとする。