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『Room 』
第10章 旅行
「頭をあげろ。洋平は俺たちにとっても弟だ。心配するのは当たり前。」
「そうだぞ。」
その言葉に頭を上げると全員が優しい目をこちらに向けていた。
「さぁ、洋平の事だが…どうするかな~。」
政弘の呟きに全員が頭を捻る。
「ねぇ、皆で旅行に行かない?」
「旅行?」
桜の思わぬ意見に視線が集中する。
桜はひとつ頷くとニッコリ笑う。
「望ちゃんとかも誘って。
わたしも一度洋平君の第二の人格に会ってみたいし、もしかしたら何か解決法があるかもしれない。」
「たしかに。でも望は連れていかない方がいいわね。たぶん、一番知られたくないと思うから…」
桜の話に紫が難色を示す。
たしかに、ヨーヘイにとっても隠しておきたい人物は望だろう。
「じゃあ、逆に茜を連れていく。俺とあいつが一番の原因だ。」
洋介は、苦しそうに顔を歪めながらもハッキリと言った。
「わかった。じゃあ、決まりだ。」
それから、何処に行くか、いつ行くかが話し合われた。
「そうだぞ。」
その言葉に頭を上げると全員が優しい目をこちらに向けていた。
「さぁ、洋平の事だが…どうするかな~。」
政弘の呟きに全員が頭を捻る。
「ねぇ、皆で旅行に行かない?」
「旅行?」
桜の思わぬ意見に視線が集中する。
桜はひとつ頷くとニッコリ笑う。
「望ちゃんとかも誘って。
わたしも一度洋平君の第二の人格に会ってみたいし、もしかしたら何か解決法があるかもしれない。」
「たしかに。でも望は連れていかない方がいいわね。たぶん、一番知られたくないと思うから…」
桜の話に紫が難色を示す。
たしかに、ヨーヘイにとっても隠しておきたい人物は望だろう。
「じゃあ、逆に茜を連れていく。俺とあいつが一番の原因だ。」
洋介は、苦しそうに顔を歪めながらもハッキリと言った。
「わかった。じゃあ、決まりだ。」
それから、何処に行くか、いつ行くかが話し合われた。