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『Room 』
第5章 声の出ない女
ふぅ…
なんとか仕事を終えた洋平に、芝浦が近づいて肩に手を置く。
「宮島くん。素晴らしいね。しかし、挿入はしなくていいのかね?」
洋平は挿入はおろか、脱衣すらしていない。
若い盛りの男が、それでは収まりがつかないのではないかと芝浦は心配した。
今回の事は、舞にも、挿入の許可は貰っている。
「まぁ…なんとか。」
苦笑いをしながら、用意されていた水を一気に煽った。
「スタイルは変えないんだな。」
洋介は、朋の部屋での洋平のスタイルを知っているので呆れ顔でいう。
「我慢の限界が来たら、望とやるさ。」
ニヤリと笑う洋平を見て、芝浦と洋介は望に同情した。
「とにかく、今回は助かったよ。礼を言う。」
「んじゃ、俺たちはこれで…」
洋介は、洋平を連れて芝浦のマンションを後にした。