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『Room 』
第5章 声の出ない女
段々と波に押し上げられ、身体が痙攣してきた。

「ひあっん!…ああああ」

洋平が、舞の中と外の弱点を同時に刺激し、舞を絶頂へと導く。

「ひっ!ああ…も…ダメ!い…イクっイクぅぅぅ!」

舞は、背中を反らせ両手足でシーツを手繰りよせ、ガクガクと足を痙攣させ、頭を激しく振りながら、絶頂を迎えた。

洋平はクタリと力尽きた舞に、優しく微笑み頬に張り付いた髪をすく。

「お疲れさまでした。もぅ、大丈夫ですよね?」

「ありが…とう」

舞は、荒い息をしたまま洋平に礼を言うと、そのまま意識を手放した。

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