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『Room 』
第7章 ミッション!
ヨーヘイは芝浦の前に座り、カップルの方を向く。

『本当は女がいいが…』

そういうと芝浦の頭を捕まえ、キスをする。

唇が触れるだけのキスからペロっと芝浦の唇を舐め軽く吸う。

「ちょっとっっヨーヘイ君!」

芝浦も突然の事に慌てた。
だが、芝浦を無視し、ヨーヘイは再びカップルの方を向く。

『いいか、お前ら。
自分たちのやることをしっかり見てろ。芝浦。お前も覚悟を決めろ。嫌なら女を呼べ。』


洋介は関心した。
真理子との作戦は、芝浦の弱点を調べ真理子に教える。

そして〈嫌なら女を〉ということは、芝浦が誰かを呼ぶならこちらから真理子を指名すればいい訳だ。

「い…いや、わたしも満更ではないが…ヨーヘイ君は…」

芝浦は、焦りながら洋介に目を向けた。

「なら、女性を呼びますか?一番近いのは…生田か。」

「い、いや…しかし…いいのかい?」

「ええ。問題ありませんよ?」

『煮え切らない。どっちなんだ。あいつらもいつまでもヒマじゃないんだ。さっさと決めろ。』

「…わ、わかった」

どうやら真理子を呼ぶようだ。

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