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ご褒美はキミ
第8章 欲しいのはキミ ①
「真帆は眠ってます」
うっとりと見惚れていたら、豊先輩がそう言って細長い布のようなもので私の眼を覆った。
布越しにキスの感触がして、豊先輩が離れていく。
誰かが手を持ち上げて、冷たい何かをそこに垂らした。
「ひゃっ…な、なに?」
「それは寝言?」
豊先輩は楽しそうに笑った。
指の一本一本を優しく揉みしだかれた。
反対側の手も同じように冷たいものを垂らされて、足先にも圧がかかる。
イタズラのはずなのに、先輩たちがしているのはマッサージだった。
体がほんのりと温かくなっていって、気持ち良くて本当に眠ってしまいそうで……
見えないからなおさら、優しく動く先輩たちの手を感じることができる。
垂らされたのはオイルなのか、手は滑らかに肌の上を這っていく。
緩やかなのんびりとした動きだった。
うっとりと見惚れていたら、豊先輩がそう言って細長い布のようなもので私の眼を覆った。
布越しにキスの感触がして、豊先輩が離れていく。
誰かが手を持ち上げて、冷たい何かをそこに垂らした。
「ひゃっ…な、なに?」
「それは寝言?」
豊先輩は楽しそうに笑った。
指の一本一本を優しく揉みしだかれた。
反対側の手も同じように冷たいものを垂らされて、足先にも圧がかかる。
イタズラのはずなのに、先輩たちがしているのはマッサージだった。
体がほんのりと温かくなっていって、気持ち良くて本当に眠ってしまいそうで……
見えないからなおさら、優しく動く先輩たちの手を感じることができる。
垂らされたのはオイルなのか、手は滑らかに肌の上を這っていく。
緩やかなのんびりとした動きだった。