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ご褒美はキミ
第2章 お弁当の代わりに

捲れ上がったスカートのことも忘れて、誰かの手が下腹部に回されたことを意識しながら、それでもなんとか足を閉じようとした。
「ゆ、ゆた……」
足を踏ん張っているせいで息苦しくなってきて、豊先輩に助けを求めたくても声が出ない。
もうダメ……!
諦めかけた時、豊先輩の顔が近づいてきた。
ごつごつとした大きな手が背中にまわされて、軽々と抱き上げられる。
「……ありがとうございます」
豊先輩はにっと笑うと私を地面に降ろした。
けれど背中に回した手はそのままで、頭の上に顎を乗せてくる。
「あの……」
「なに寝転がってんの?」
厚い胸板越しに豊先輩の低い声が響いてドキリとした。
「豊が転がしたンだろ」
充輝先輩がなぜか嬉しそうに文句を言う。
背後で先輩たちが立ち上がる気配がしてすぐに、高志先輩が私の体についた埃を払ってくれた。
「ゆ、ゆた……」
足を踏ん張っているせいで息苦しくなってきて、豊先輩に助けを求めたくても声が出ない。
もうダメ……!
諦めかけた時、豊先輩の顔が近づいてきた。
ごつごつとした大きな手が背中にまわされて、軽々と抱き上げられる。
「……ありがとうございます」
豊先輩はにっと笑うと私を地面に降ろした。
けれど背中に回した手はそのままで、頭の上に顎を乗せてくる。
「あの……」
「なに寝転がってんの?」
厚い胸板越しに豊先輩の低い声が響いてドキリとした。
「豊が転がしたンだろ」
充輝先輩がなぜか嬉しそうに文句を言う。
背後で先輩たちが立ち上がる気配がしてすぐに、高志先輩が私の体についた埃を払ってくれた。

