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ご褒美はキミ
第9章 欲しいのはキミ ②
息苦しくなって喘ぐと、充輝先輩はゆっくりと顔を離した。

「……いい?」

抗えなくて、何を求められているのか分からないまま頷いた。

充輝先輩は蕩けるような甘い笑顔を見せると、足元の方へ移動した。


……?


のろのろと顔を動かしてその姿を追っていると、あごを掴まれて、後ろからあやすように唇を覆われた。

「…ぁっ……んんっ」

足が持ち上がり、ソコにぐいっと熱いものが押し当てられる。


い……って、そ…れ……!?


ゆっくりと様子を窺うように充輝先輩が腰を進めてくる。
一番奥までたどり着くと、大きく腰を回した。

上手く呼吸が出来なくなって喉がひきつる。
気づいた豊先輩が口を解放してくれた。

「ぁっ……っ……」
「ゆっくり深呼吸して。ほら、」

高志先輩が耳元で囁いた。
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