この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ご褒美はキミ
第10章 エピローグ
なんで、そうなるの?
意味が分からない。
―――大学辞めないと……
豊先輩の言葉が頭の中をグルグルと回る。
「な…んで辞めないと……ダメなんですか?」
涙で視界が霞んだ。
「近くにいるのに会わないとか、無理だし」
「なんで、会っちゃ…いけないんですか?なんで……っ」
前を隠すことも忘れてベッドへと体を乗り出す。先輩は「だって……」と小さく呟きながら視線をゆっくりと下ろしていった。
「大学…辞めて、どうするんですか?」
「……俺はアメリカでバスケ続ける。豊は旅館継ぐんだろ?高志は……」
「俺はとりあえず海外の大学に入り直すことになると思う。……みんなバラバラだな」
バラバラ……?
それって、先輩たちが三人で過ごすこともなくなるってこと?
そんな……
胸が苦しくなって涙が頬を伝い落ちた。
意味が分からない。
―――大学辞めないと……
豊先輩の言葉が頭の中をグルグルと回る。
「な…んで辞めないと……ダメなんですか?」
涙で視界が霞んだ。
「近くにいるのに会わないとか、無理だし」
「なんで、会っちゃ…いけないんですか?なんで……っ」
前を隠すことも忘れてベッドへと体を乗り出す。先輩は「だって……」と小さく呟きながら視線をゆっくりと下ろしていった。
「大学…辞めて、どうするんですか?」
「……俺はアメリカでバスケ続ける。豊は旅館継ぐんだろ?高志は……」
「俺はとりあえず海外の大学に入り直すことになると思う。……みんなバラバラだな」
バラバラ……?
それって、先輩たちが三人で過ごすこともなくなるってこと?
そんな……
胸が苦しくなって涙が頬を伝い落ちた。