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ご褒美はキミ
第10章 エピローグ
「体ベトベトだろ?みんなでお風呂入ろっか。……俺の二つ目のお願いね」

「……っ!」

「いいね、それっ」

豊先輩が軽々とベッドから飛び降りてドアへ走っていった。
高志先輩は少し考えるフリをしてから、キスしそうなくらい顔を近づけてくる。

ち、ちかいっ


「二つ目の願いは、可能な限り俺達と過ごすこと。三つ目は、ピルを飲むこと。……もちろん俺達も避妊するけど、自信ないからな。特に豊が」
「ひにっ……!」

言葉を失っていると豊先輩が戻ってきて、素早く胸の先端にキスを落とした。

「ひゃっ……」

びっくりして動いた拍子に、高志先輩の唇に口が当たってしまう。
高志先輩は嬉しそうに微笑んで、そのまま下唇に吸いついた。

「高志の言うとおりっ。でも心配するな。出来てたら、喜んで責任取るから」
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