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ご褒美はキミ
第3章 そして始まる

「昼のお弁当代も受け取ってくれなかったよね」
「私のミスだから。先輩たちに甘えるわけにはいきません」
高志先輩は少し困った顔をして、私の頭を撫でた。
「甘えてほしい……んだけどね」
「甘やかし過ぎです」
そうやって甘やかしてばかりだから、私もつい先輩たちを頼ってしまう。
もっと先輩たちに頼られる存在になりたいのに、依りかかってばかりだ。
「真帆が甘えてくれないからね」
「……甘えてますよ?」
それとも、私がそう思っているだけで、そんなことないのかな?
窺うように高志先輩を見上げると、先輩の顔がゆっくりと近づいてきた。
……えっ?
鋭さを増していく瞳は獣のようで
な、に……
高志先輩の薄く開かれた口から熱い息がこぼれて、私の唇を撫でた。
「私のミスだから。先輩たちに甘えるわけにはいきません」
高志先輩は少し困った顔をして、私の頭を撫でた。
「甘えてほしい……んだけどね」
「甘やかし過ぎです」
そうやって甘やかしてばかりだから、私もつい先輩たちを頼ってしまう。
もっと先輩たちに頼られる存在になりたいのに、依りかかってばかりだ。
「真帆が甘えてくれないからね」
「……甘えてますよ?」
それとも、私がそう思っているだけで、そんなことないのかな?
窺うように高志先輩を見上げると、先輩の顔がゆっくりと近づいてきた。
……えっ?
鋭さを増していく瞳は獣のようで
な、に……
高志先輩の薄く開かれた口から熱い息がこぼれて、私の唇を撫でた。

