この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ご褒美はキミ
第3章 そして始まる
充輝先輩が私のグラスにリキュールを注いでくれた。先輩たちのグラスには、高志先輩がビールを注いでいく。

「んじゃ、飲むかっ」

豊先輩がビールを掲げた。

「優勝ったぜぃっ」
「なんだよ、それは」

つられてビールを高く上げようとした充輝先輩が脱力した。

「真帆が音頭とって?」

耳元で高志先輩の甘く低い声がして、背筋がゾクリとする。
聞きなれた声のはずなのに、何かが違う。

高志先輩の声も。

私の体も。


キス、されそうになったから……かな?


ドキドキして高志先輩の顔が見れなくて、それでもなんとか頷いた。

「優勝おめでとうございます」

思い出すのは、舞うようにコートを走る先輩たち。

力強いまなざし。

シュートを決めた時の、一瞬の微笑み。

汗を拭う姿。

「格好良かったです。……えっと、乾杯っ」
/188ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ