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ご褒美はキミ
第4章 絶対に従うこと
「論点がズレてる。。それに俺が頼んでも着てくれたはずから、却下」

高志先輩の言葉に豊先輩はショックを受けたようだった。

「そうなの!?」

傷ついた顔をして、私のところまでほふく前進してくる。

「そう……ですね」

豊先輩だからメイド服を着たわけじゃない。高志先輩や充輝先輩のお願い事だったとしても、やっぱり着たと思う。

他の人ならイヤだけど……。

「そっかぁ、」

豊先輩はゴロンと仰向けになった。
その顔が赤い。

もしかして……もう酔ってる?

テーブルのほうを見ると、いつの間にか大量の空き瓶が床に転がっていた。
一升瓶も、中身が半分くらいになっている。

「じゃあさじゃあさ、」

豊先輩は気を取り直して顔を上げた。

「真帆は誰が一番好き?」
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