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ご褒美はキミ
第2章 お弁当の代わりに

待ち合わせ場所にやって来た時は、三人とも満面の笑顔を見せてくれた。早く試合がしくてウズウズしているみたいだった。
それなのに今は、すっかりやる気をなくしてしまっている。
私が、お弁当を落としてしまったから……。
このまま決勝戦に出たら……?
想像しただけで、胸が苦しくなった。
昨日先輩たちは、決勝の相手は強豪だけれど、勝てない試合じゃないって話していた。
向こうは去年の主力メンバーが抜けた穴を埋めきれていないし、こっちには真帆の愛情弁当があるからな……って。
もし先輩たちのチームが負けてしまったら……私のせい?
どうしよう……。
どうしたら……、
いろいろ考えてみたけれど、お弁当の代わりに元気づけられるようなものは何も思い浮かばない。
それなのに今は、すっかりやる気をなくしてしまっている。
私が、お弁当を落としてしまったから……。
このまま決勝戦に出たら……?
想像しただけで、胸が苦しくなった。
昨日先輩たちは、決勝の相手は強豪だけれど、勝てない試合じゃないって話していた。
向こうは去年の主力メンバーが抜けた穴を埋めきれていないし、こっちには真帆の愛情弁当があるからな……って。
もし先輩たちのチームが負けてしまったら……私のせい?
どうしよう……。
どうしたら……、
いろいろ考えてみたけれど、お弁当の代わりに元気づけられるようなものは何も思い浮かばない。

