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狼に囚われた姫君の閨房録
第2章 浪士組結成

浪士たちが処静院で説明を受けている間、私は殺風景な居室にいた。書の掛け軸がかかっているだけだ。
四半刻が過ぎた頃。
「お待たせした」
音もなく、ふすまが外から開けられた。琥珀色の瞳をもつ清川八郎だった。
私は畳に指先をついた。だが、頭は下げない。
尊王攘夷派で、討幕を企んでいる漢に誰が……!
(お父上様がご存命なら、捨ておかぬものを)
「親の仇を見るような目つきだな、すみれ姫」
清川八郎がせせら笑うが、相手にするものか。
「ご用を仰せられませ」
「浪士組に同行したいそうだが……女としての腕のない者を同道させるわけにはゆかぬ」
「ないわけではござりませぬ」
私はきっと顔を上げた。
「護身術の心得くらいは……」
そこまで言ったとき、桜色の唇を清川八郎のそれで覆われた。呼吸も許されない、むしゃぶりつくような接吻。
「むうう……」
私は思い切り、清川を突き飛ばした。
「何をするかっ。無礼者!」
清川は嘲笑うような笑みを唇の端に刻んだ。
「だから、女としての腕がないというのだ」
私の着物の襟元をはだけ、まだ青い果実を鷲掴みにする。指先で乳首を挟み込み、転がす。
「いや……やめて……」
「そのような様で、夜伽ができると思うのか?」
抵抗する私から、力が抜けた。道中、浪士組の夜の相手をする役目である。
私がそれをやれたら、共に京まで行けるのか?
「行きたいのだろう? 京へ」
清川八郎は乳房をゆっくりと揉み立てながら、乳首に吸い付く。
「ううっ!」
「行きたいのであろう?」
乳首を軽く噛まれ、私は海老反りになった。
「行きたい……です」
「ならば、これより、俺の指導を受けよ。良いな?」
私はうなずいた。
四半刻が過ぎた頃。
「お待たせした」
音もなく、ふすまが外から開けられた。琥珀色の瞳をもつ清川八郎だった。
私は畳に指先をついた。だが、頭は下げない。
尊王攘夷派で、討幕を企んでいる漢に誰が……!
(お父上様がご存命なら、捨ておかぬものを)
「親の仇を見るような目つきだな、すみれ姫」
清川八郎がせせら笑うが、相手にするものか。
「ご用を仰せられませ」
「浪士組に同行したいそうだが……女としての腕のない者を同道させるわけにはゆかぬ」
「ないわけではござりませぬ」
私はきっと顔を上げた。
「護身術の心得くらいは……」
そこまで言ったとき、桜色の唇を清川八郎のそれで覆われた。呼吸も許されない、むしゃぶりつくような接吻。
「むうう……」
私は思い切り、清川を突き飛ばした。
「何をするかっ。無礼者!」
清川は嘲笑うような笑みを唇の端に刻んだ。
「だから、女としての腕がないというのだ」
私の着物の襟元をはだけ、まだ青い果実を鷲掴みにする。指先で乳首を挟み込み、転がす。
「いや……やめて……」
「そのような様で、夜伽ができると思うのか?」
抵抗する私から、力が抜けた。道中、浪士組の夜の相手をする役目である。
私がそれをやれたら、共に京まで行けるのか?
「行きたいのだろう? 京へ」
清川八郎は乳房をゆっくりと揉み立てながら、乳首に吸い付く。
「ううっ!」
「行きたいのであろう?」
乳首を軽く噛まれ、私は海老反りになった。
「行きたい……です」
「ならば、これより、俺の指導を受けよ。良いな?」
私はうなずいた。

