この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
狼に囚われた姫君の閨房録
第2章 浪士組結成
文久三年二月四日。
今朝は、とりわけ寒かった。試衛館の庭先に薄い雪が積もっていた。
目を覚ますやいなや、私は同衾している総司と一に接吻をされるのが日課である。
「おはよう、すみれ」
一が小さめの唇をこじ開けて舌をねじ込む。
「うんっ……」
前歯を舐めまくり、舌で口の中を犯される。まるで、甘露を飲み干すように唾液を味わわれた。
総司は夜着を腰までめくりあげて、女唇をあからさまにした。太ももをギリギリまで広げ、口を押し付ける。
「むうう……はあっ!」
花びらを舌でなぞられ、私の腰が跳ねた。
雫が満ちているであろう泉に、総司は口をつけた。わざと音をたてて甘露をすすり上げる。
「いや……らめぇ……」
恥ずかしさに身をくねらせると、総司はよく実った花芯をかじった。官能が脳を貫く!
「ひいいっ!」

四半刻(三十分)後、上下の唇を貪り尽くされた私は、脱力して褥に横たわっていた。
「やりすぎだぞ、総司」
お湯の盥に手拭いを浸して、私の下半身を拭いながら、一が嗜めた。
「今日は大事な日だとわかっていよう? すみれの足腰をたたなくしてなんとする?」
「興が乗っちゃってさ。でも、加減はしたから」
片目をつぶってみせる総司。私は横になったまま尋ねた。
「今日、何かあるんですか?」
「昼から、浪士組の顔合わせがあるんだ。伝通院の処静院でさ。もちろん、君も行くよね?」
伝通院とは、徳川家康の生母・お大の方の墓所がある寺だ。徳川四天王である井伊家には、因縁浅からぬ場所である。
「喜んで……」
/277ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ