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先生〜梨花に捧げるセレナーデ〜
第7章 驟雨
車は5メートルほど先で止まる

(??)

なんだろうと思いながら追い越そうとすると

「高木さん!」大石先生だった

「大石先生!」

「とりあえず乗れ!」

「でも。。ビチャビチャだし」

「いいから、早く!」確かに開けた窓から雨が降りこんでいる。慌てて先生の車に乗ったが咄嗟の事に、心の準備ができていない

「先生すみません!こんなビチャビチャで乗ったら先生の車が濡れてしまいます」

「そんな事は構わなくていいから」そう言って後ろの席からタオルを取ってくれた。

(近い!!)心臓がドキドキする

「コレ使って」真っ白なタオルはふわふわで暖かかった

「家、どこ?送るよ」

「えーー!駅まででいいです!!」

「そんな状態で電車に乗ったらマズいでしょ?」

見るとブラウスが濡れて身体に張り付いている。思わずタオルを被った

「本当は生徒を乗せたりしちゃいけないんだけど、今日の雨は酷過ぎるからな」コチラを見ないように前を向いて言う

確かに雨は激しすぎるほど激しく、
ワイパーはフル稼働しても追いつかない程

「ありがとうございます」

夢見たいな時間だ。
神様ありがとうございます!さっきまでの文句はどこへやら?!心の中で感謝した



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