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幼稚園から始まって高校生になったなら。
第8章 マッサージする方
「ねえとおる、ちょっと背中もんでくんない?」

「いいけどさ。この前もやったばっかじゃんか、僕は柚希のしもべじゃないんだよ?」

「解ってるって。いいじゃんちょっとくらい!!」

 ベッドに俯せで横たわりながら上から目線でそう告げる柚希に対して透はしぶしぶ体を起こすと上からまたぐようにして両手を彼女の背中に添えた。

「・・・ほんとにこれで最後だからね?」

「わかってるわかってる。苦しゅうないぞ、とおるーっ!!」

「・・・・・!!」

(苦しゅうあるよ、こっちは!!)

 昨日見た大河ドラマの影響からか、急にお殿様口調でそう答える幼馴染に心の中で反目しつつも透はマッサージを開始する。

 柔道をやっている上に実里から色々と指導を受けている彼の整体は本当に気持ち良くて、癖になるような心地よさだ。

「ああ~、気持ちいいーっ!!!疲れが取れるぅ~ッッ♥♥♥」

「よかったね、ったくもう。こっちはたまる一方だよ・・・!!」

 ご満悦と言った表情で悶える幼馴染に毒づきつつもマッサージを続ける透だったが確かに柚希の体は凝っていた、つい二週間ほど前にも施術をしたはずなのに、これでは疲れがたまるというのも頷ける。

「柚希さ、姿勢悪いんじゃないの?すごい凝ってるよ」

「うーん、どうだろう。そんなこと考えたことも無かったけれど・・・」

「だってこの前マッサージしたばっかなのにもうこんなになってるよ?なんか酷使してるんじゃないの?体・・・」
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