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幼稚園から始まって高校生になったなら。
第14章 少女の日
宮下柚希は凶暴な、とは言う訳ではないにしてもやるときはやる芯の強さを持っていた。
言うときは言うし決める時はビシッと決める、そう言う向こう気の強い少女だったのだ。
「ダメじゃない、やめなさいよ!!」
「うっせぇな、関係ねーだろ!?」
「あっち行ってろよ!!」
あるとき、クラスの男子が二人掛かりで一人の女子をからかっていた時があった、その原因は他愛もないモノで要するにその女子がおならをしたのがおもしろかったのだ。
だが。
その現場に出くわした柚希は猛然と男子二人に噛み付いた、相手がいじめっ子だろうとお構い無しである。
「俺たち聞いてたんだからな、絶対にお前だって!!」
「おならしただろ!?言えよ」
「馬鹿じゃないの、マジあり得ないんだけど!!」
まだ女子のデリケートさなど何も理解していない男子にとってそれは格好のからかいのネタだった、彼らの無邪気さからくる悪意の攻撃に、しかし柚希は怯むことなくクラスメイトを庇い続ける。
「どうしたのさ、柚希・・・」
「あ・・・」
そこへ透がやって来た、状況はまだ完全には理解できていないが柚希の身を案じて火に飛び込んだ格好である。
言うときは言うし決める時はビシッと決める、そう言う向こう気の強い少女だったのだ。
「ダメじゃない、やめなさいよ!!」
「うっせぇな、関係ねーだろ!?」
「あっち行ってろよ!!」
あるとき、クラスの男子が二人掛かりで一人の女子をからかっていた時があった、その原因は他愛もないモノで要するにその女子がおならをしたのがおもしろかったのだ。
だが。
その現場に出くわした柚希は猛然と男子二人に噛み付いた、相手がいじめっ子だろうとお構い無しである。
「俺たち聞いてたんだからな、絶対にお前だって!!」
「おならしただろ!?言えよ」
「馬鹿じゃないの、マジあり得ないんだけど!!」
まだ女子のデリケートさなど何も理解していない男子にとってそれは格好のからかいのネタだった、彼らの無邪気さからくる悪意の攻撃に、しかし柚希は怯むことなくクラスメイトを庇い続ける。
「どうしたのさ、柚希・・・」
「あ・・・」
そこへ透がやって来た、状況はまだ完全には理解できていないが柚希の身を案じて火に飛び込んだ格好である。