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崩口川(くえくちがわ)
第1章 崩口川(くえくちがわ)
「あのなじいさんよ、オドレはひとり娘を甘やかすだけ甘やかしてばかりいたけん、ヤクザの男たちに監禁されたと言うことに気がつけよ!!その前の時も、そのまた前の時も…似たような事案が起こるたびにちょくちょくうちに来てはるようだけど、うちに来ればオレがどうにかしてくれると思って甘ったれるんじゃないよ!!オドレしわいたろか!!」

のりおにすごまれたちえりの父親は、ビービービービー泣きながら『ちえりを助けてくれ~ワシのたったひとりの娘なんだよ~』と言いましてのりおにコンガンしていた。

のりおはちっと舌打ちしてから、ちえりの父親に言うた。

「なんぎなじいさんやのぉ…今から電話するけん待っとれや!!」

のりおは、近くにある電話機の受話器をあげて、新居浜で暮らしているヤクザ組織の組長に電話をして『親分のお顔を貸してほしい…』と言うてから、岡山市内でキャバクラを経営しているオーナーの男にちえりを解放するように交渉してほしいと頼み込んだ。

その後、のりおは1億円の小切手を用意してちえりの父親に渡すことにしたが、交換条件として奈美を婚約者の男性と別れてのりひこと結婚することを強要した。

のりおは『奈美がのりひこと結婚することを受け入れたら小切手を渡す。』とのりおは父親に言うてから、指定された日に奈美とのりひこのお見合いをセッティングすると言うた。

ちえりの父親は、のりおが暮らしている豪邸を出た後に男性従業員さんの家に行って、改めてちえりを奪還(だっかん)するために奈美と別れてくれとお願いに行った。

その一方で、急にオジから婚約者と別れてくれと言われた奈美は、急な予定変更でどうすることもできなくなっていたので、頭が大パニックにおちいっていた。

同じ頃であった。

奈美は、西条市新田(しんでん)のフジグランの中にあるケンタへ行って、友人と会っていた。

奈美はくすんくすんと泣きながら友人に結婚イヤと言うていたので、友人はものすごく困った表情で奈美に言うた。
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