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第2章 崩口川(くえくちがわ)・排撃

(グハッ…ブクブクブクブクブクブクブクブクブクブクブクブク…ドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロドロ…)

｢ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!あなたーーーーーーー!!あなたーーーーーーーーーー!!｣

志津永は、ものすごく強烈な叫び声をあげてさけんでいた。

呼吸が止まってしまった照史の身体からどす黒いネズミが２匹出てきたあと、その場から勢いよく走り去って行った。

それから80分後のことであった。

ところ変わって、円海寺にある市立病院の救急搬送口にて…

救急車がけたたましいサイレンを鳴らしながら救急搬送口に到着した。

(バタン…カチャカチャカチャカチャカチャカチャ…ドカドカドカドカ…)

トヨタハイエースワゴンの救急車の後ろ側から呼吸が止まった照史がストレッチャーに載せられて病院の中に運ばれていた。