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崩口川(くえくちがわ)
第2章 崩口川(くえくちがわ)・排撃
「あんたね、今のうちやったらまだ間に合うから大学やめて、ダイケンの資格を破棄した方がいいわよ…」
「えっ?アタシに大学をやめろと言うこと?」
「ちえりさん!!ほんならあんたはなんで高校へ行かんかったん!!」
「えっ?どうして高校へ行かなかったのかって?」
「あんたね!!今やったらまだ間に合うから大学とここ(明屋書店)をやめて高校へ行きなさいと命令しているのよ!!」

ちえりは、上の人が命令口調で高校へ行けと言うのを聞いたとたんに、声を震わせて泣きそうになっていた。

「ひどい…あんまりだわ…」

すると上の人は、より強烈な文言でちえりをブジョクした。

「なにがひどい…あんまりだわ…なのかしら!!アタシはね!!高校受験を控えている年にオトンがギャンブルに狂ってクルクルパーになってしまったことが原因で中学を卒業したあと、家を出てクリーニング屋で住み込みで働いていたのよ…3年ほど前に通信制の高校を卒業することはできたけど、その後は職を転々としていたのよ!!うちかて大学に行きたかったわよ!!せやけど、今度はおニイがヤクザの愛人の女を寝取ったことが原因で、おニイの尻ぬぐいのために働いているのよ!!あんたはふざけとるわ!!あんたはアタシのことをどこのどこまでグロウしてはるのかしらね!!わかっとんやったら、今すぐに辞表書いて店長に出しなさいよ!!」

上の人は、ちえりの顔を平手打ちで叩いて倒した後に、背中を向けて立ち去った。

このあと、ちえりは数人の店員たちから『ダイケン』とか『人をおちょくっているのかしら』などとバトウされたので、泣きながら店を飛び出して行った。

上の人からダメ出しを受けてしまった上に、数人の店員から強烈な文言でブジョクされてしまったちえりは、勝手に職場から出て行った後、街なかをぶらぶらと歩くより他はなかった。
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