この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
崩口川(くえくちがわ)
第2章 崩口川(くえくちがわ)・排撃


崩口川の河口付近の水門で発生した凶悪事件から3ヶ月後の7月22日の日中のことであった。

この日は、最高気温が42度近くまで上昇していたその上に湿度がめちゃめちゃ高くなっていたので、イライラした気持ちばかりが増幅していた。

そんな中であった。

家にちえりがかつて勤務していた職場の店長さんと松山の総本部の最高責任者が来ていた。

最高責任者の男性は、ものすごくいかつい声でちえりが仕入れに使う小切手帳と店の売上金に加えて1セット26万円相当の百科事典セット合計500万円相当を盗んで行方不明になっていると言うて、被害総額分の3倍の金額を払えとちえりのおじ夫婦に凄んで行った。

おじ夫婦は、対応にクリョしていた。

おじふうふ夫婦は、ちえりが明屋書店に就職する際に保証人になっていたので、ちえりが犯したあやまちの後始末をしなければならなかった。

1500万円超の賠償金をどうやって工面すればいいのか…

ちえりのおじ夫婦は、最高責任者の男性に『ゼニは工面しますから…』とひらあやまりの態度で言うたので、最高責任者の男性は握りこぶしを作ってワナワナと怒りに震えていた。

その日の夜7時頃のことであった。

食卓には、志津永と華菜永と志津永の両親がいてものすごくさびしい夕食で晩ごはんを食べていた。

晩ごはんは、近所の家のゆうべのお残りのチャーハンをいただいて、中華鍋でいためて、中華あじをパラパラとふりかけただけのチャーハンであった。

志津永の母親は、志津永にあつかましい声で『これからどのようにしてゆくつもりなのよ…』と言うて怒っていた。

志津永は母親に『紗菜永に高校進学をあきらめさせるから…』と突き放す声で言うたので、大ゲンカになった。
/100ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ