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崩口川(くえくちがわ)
第2章 崩口川(くえくちがわ)・排撃
そしてまた時は流れて…

9月3日の昼過ぎのことであった。

場所は、紗菜永が通っている公立中学校の教室にて…

帰る支度を終えて教室から出ようとしていた紗菜永を担任の先生が呼び止めたので、紗菜永はしぶしぶとした表情で応じた。

それからしばらく時間がたった頃であった。

紗菜永は、担任の先生から中学校を卒業したらどのような人生を過ごして行きたいのかを聞かれたので、コンワクしていた。

「先生…どうしてアタシに卒業後の進路を突然聞いてくるのですか…そんなことを聞いて先生は何がしたいのですか?」
「どうしたいって…先生が生徒の進路を聞くのは先生の義務なんだよ…」

ますますひねくれた表情を浮かべている沙菜永は、担任の先生に『行きたい高校なんてありません…』というてから、高校はなにをしに行くところなのかと聞いた。

担任の先生は、ひねくれた表情を浮かべている紗菜永に対して、おだやかな声で答えた。

「高校はなにをしに行く場所って…楽しい時間と思い出を作る場所だと思うけど…違うかなァ…」
「それってどういうわけなのでしょうか?」
「武方、武方は楽しい時間はほしくないのか?」
「楽しい時間?ほしい…とは思っていません…」

紗菜永がますますひねくれた表情で担任の先生に言うていたので、担任の先生はやや残念な表情を浮かべて紗菜永に言うた。

「そうか…ほんなら武方は楽しい時間はいらないのだね…よくわかったよ…」

担任の先生は、紗菜永が高校受験を受ける時に必要な内申書を真っ二つに破いてくしゃくしゃにしてゴミ箱に棄ててからこう言うた。
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