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崩口川(くえくちがわ)
第2章 崩口川(くえくちがわ)・排撃
「武方が楽しい時間も思い出もいらないことがよくわかったから内申書を破棄するから…今の武方は学年順位が最下位だし、そうなると、公立の受験なんてできるわけないしね…武方…卒業式が終わったらすぐに旅立つことができるようにしてあげるから…先生、先方さんに今から電話してお願いしておくから…武方は卒業後は家から出て鶴見の化学工場へ就職しなさい…工場の寮がついているからそこで暮らしなさい…」
「鶴見…先生…」

担任の先生は、紗菜永に心配しなくてもいいからと一方的にいうてから、紗菜永にひと言も言えないように押さえつける言葉で言うていた。

「心配しなくても大丈夫だよ…武方は着替えが入っているカバンだけを持って行けばいいのだよ…寮は三食ついていて、球技大会などの行事もあるのだぞ…イトコさんが職場でもめ事を起こしてしまったので大変だろうけど、武方がイトコさんの尻ぬぐいをしてあげないと…イトコさんのために一生懸命になって働いて、家に孝行してあげなさい…その方がおかーさんもおじいさんおばあさんも助かるから…」

担任の先生は、紗菜永に『お前に高校なんてむりだ…あきらめろ…』と言う表情で気安く紗菜永の肩を叩いてから教室を出て行った。

紗菜永は、担任の先生から気安く肩を叩かれたことでチクセキされている怒りが噴出しそうになっていた。

そうしたことが原因で、紗菜永は学校に激しいうらみを抱くようになった。
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