この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
メサイアの灯火
第12章 蒼太とメリー2
 初めてを終えてから二、三日の間は中々普段通りに会話が出来ずに苦労した、蒼太は勿論流石のメリアリアもなんだか気まずくて恥ずかしくて会ってもお互いに照れ隠しに終始するだけでろくにコミュニケーションが捗らなかったが、それでも週末に会う約束をする時には普通に話をする事が出来るようになっていた。

 ・・・いや、メリアリアに至っては今まで以上に熾烈なモーションを掛けるようになった、と言って良い。

「ねえ蒼太」

「なにさ、メリー」

「明日なんだけど、遊びに行ってもいい?出来たら今日も遊びたいの」

「うん、今日はあれだけど明日だったらいいよ?」

「えー、今日も遊ぼうよ。わたし、ずっと蒼太といたいな」

「うん、僕も本当は・・・」

「本当!?」

「うん」

「・・・チュッ!!」

 蒼太の言葉に嬉しくて堪らなくなってしまったメリアリアはニコッと微笑むと突然、少年の唇に唇を重ねた。

「ぷぁっ。メリー!?」

「うふふふ、わたし本気だから」

「んぐ・・・」

 片目でウィンクしながら指で蒼太の額をつつき、メリアリアがそう告げるがそれを聞いた蒼太は何も言えなくなってしまった、メリアリアの言葉にただならぬ迫力というか思いが込められているのを感じて二の句が継げなくなってしまったのだ。

「ねえ、だから一緒にいようよ。私は蒼太が一緒にいてくれたならもう、何もいらない」

「えっ!?うっ、メリー・・・!!」

「・・・まあ今は良いけど。その内にちゃんと答えを聞かせてね」

 そう言うとメリアリアは「帰ろ?」と言って蒼太に手を伸ばして来た、「ちょっと寄り道して行くくらいは良いよね」と告げて。

「少しだけ、家で遊んで行こう?少しだけなら良いでしょう?」

「う、ん。まあ少しだけなら・・・」

「うふふふ。嬉しいっ!!」
/45ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ