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メサイアの灯火
第3章 蒼太とメリー
「はあぁぁぁ・・・」
「どうしたの?」
「う、ううん。何でもないよ」
「また先生に、何か言われたの?」
「う、うん。お前には才能が無いって。体を動かすだけが取り柄だなってさ・・・」
「・・・今度さ、あの先生をナメクジにでも変えてあげる。酷いよ、蒼太は本当は凄いのに」
「い、いいよメリー。メリーが本気になったら本当にヤバいから・・・!!」
そんな事を話しながら二人は連れたって“国立セントヘレナ騎士学院高等部”の門を潜ってゆく。
幼稚園から大学まで一貫教育を行っているここは異世界リヴィエッラの中にあって剣士や魔法使い等、いわゆる“冒険者”と呼ばれる存在を排出させる為の学び舎であり、カリキュラムもそれ相応のモノが用意されていた。
ちなみにこの手の学園は世界中に存在していて才能と実力さえあれば家柄に関係なく誰でも入学することが出来たのだ。
「どうしたの?」
「う、ううん。何でもないよ」
「また先生に、何か言われたの?」
「う、うん。お前には才能が無いって。体を動かすだけが取り柄だなってさ・・・」
「・・・今度さ、あの先生をナメクジにでも変えてあげる。酷いよ、蒼太は本当は凄いのに」
「い、いいよメリー。メリーが本気になったら本当にヤバいから・・・!!」
そんな事を話しながら二人は連れたって“国立セントヘレナ騎士学院高等部”の門を潜ってゆく。
幼稚園から大学まで一貫教育を行っているここは異世界リヴィエッラの中にあって剣士や魔法使い等、いわゆる“冒険者”と呼ばれる存在を排出させる為の学び舎であり、カリキュラムもそれ相応のモノが用意されていた。
ちなみにこの手の学園は世界中に存在していて才能と実力さえあれば家柄に関係なく誰でも入学することが出来たのだ。