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セクロス怪談
第3章 夜会
「みんな二十歳か?」

「はい。恵梨は21ですけど」

「なら飲もう」

瓶ビールをテーブルの上に置く悠莉。

それを見て天音が。

「あの私飲めないんです」

「そうなのか?」

「ったく、せっかく出してくれたんだから飲まなきゃダメだろ」

悪ノリする気満々の宇佐美がビールをコップに注いで天音に無理矢理飲ませようとする。

「ちょっとやめて……!」

「うらうら」

「やめなよ恵梨」

しかしビールは天音の口に入り、飲み込んでしまった。

「うぷっ……!」

「もうバカなんだから恵梨は!」

「ははは」

しばらくすると天音はトロンっとし始め、宇佐美に寄りかかってきた。
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