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セクロス怪談
第3章 夜会
「もうダメ……」

「まさかさっきので酔ったのか?」

「うん……」

呆れる宇佐美はみなに聞く。

「姫美が酔ったみたいだ」

「え? はや!!」

「うーん……じゃああっちの部屋に寝かせとくか。誰か連れていってくれないか?」

悠莉の言葉に2人の女が立ち上がり、天音を部屋から連れ出していった。

「下戸だったのか、あの子……」

「そうなんです。もう恵梨ったら」

「あそこまで弱いとは思わんだ」

その後も夜会は続き、数時間が経った。

尿意を催した清水はトイレに向かおうと立ち上がる。

「春乃、小便行ってくらぁ」

「おう」

ふと、村人が減っている事に気付いた。

室内では仲良く寄り添う双子しか見当たらない。

「あれ……双子以外どこ行った?」

「さあ? 帰ったんじゃね?」

「そうか。まあ行ってくるわ」

清水は部屋を後にした。
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