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セクロス怪談
第3章 夜会
日もとっぷり暮れ、しかも渓谷なので暗くなるのが早かった。
客人をもてなそうと村人全員が悠莉の家に集まった。
悠莉とはさっきの美女である。
しかも……
「え、村長さんなんですか?」
「ああ。この村の長さ」
「若くね?」
「なに。今年で三十路突入さ」
「いやいや若いですよ……あの、もしかして村の方々ってみんな集まりました?」
笹岡の問いに答える悠莉。
「これで全員だよ」
ギョッとする。
なにせ人数は悠莉も入れて13人で、しかも全員女だったからだ。