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ペリドット
第1章 台風9号が直撃する夜。
S気が強い訳では無いが、彼女は僕をそうさせる何かを持ち合わせている。頬を紅潮させて俯き加減でセックスをしたいと述べた彼女はとても可愛らしく見えた。
要するに、もっと苛めてみたいと思ったのだ。
「今すぐしたいの?」
「そんな、今すぐって訳じゃぁ……」
「最近セックスして無いって事は、性欲は、自分で処理してるって事?」
「私は、自分でなんて……」
「オナニーはしてる?週何回するの?」
「私、そんなこと……」
「もしかして、毎日してるのかな?」
僕が語気を強めてそう尋ねると、彼女は静かに首を縦に振った。
顔が紅潮して益々俯き加減になっている。
僕に対して負い目があるからか、元々只のドMなのか、兎に角、僕の心は久々にメラメラと熱く燃え出していた。
そして、一つ名案が思い浮かぶ。それは、とても通常の男女関係ではいきなりお願い出来ない事だったが、今の僕と彼女の間がらであれば、それもアリかな?と思ったのだ。
「じゃぁ、折角だから、いつも毎日してるコトを僕の目の前でヤってみて欲しい」
「え?それは……」
「出来ないなら、僕はもう帰る。キミはいつも通り独り寂しくヤってればいい」
「でも、そんなコト、人前でしたこと無いし……」
「そう言うのって、したこと無いから価値があるんだよ?いつも、何処でしてるの?」
「いつもは、寝室かお風呂でしてます」
「今日はどっちでヤリたい気分かな?」
「そんなぁ、どっちでって言われても……」
「僕はどっちでもいいけど?」
「私は、えーっと、あの、じゃぁ、寝室で、します」
同棲していた彼女が出て行ってから二年間、僕の対人的な性欲はほぼ枯渇していたのだが、シズカとの出逢いによって急激に湧き上がり出していた。
しかも、純情だが不倫願望の強いドMの若い美人妻と言うスペシャルなステイタスは、平凡だけが取り柄な僕を、豹変させてしまうのだった。
要するに、もっと苛めてみたいと思ったのだ。
「今すぐしたいの?」
「そんな、今すぐって訳じゃぁ……」
「最近セックスして無いって事は、性欲は、自分で処理してるって事?」
「私は、自分でなんて……」
「オナニーはしてる?週何回するの?」
「私、そんなこと……」
「もしかして、毎日してるのかな?」
僕が語気を強めてそう尋ねると、彼女は静かに首を縦に振った。
顔が紅潮して益々俯き加減になっている。
僕に対して負い目があるからか、元々只のドMなのか、兎に角、僕の心は久々にメラメラと熱く燃え出していた。
そして、一つ名案が思い浮かぶ。それは、とても通常の男女関係ではいきなりお願い出来ない事だったが、今の僕と彼女の間がらであれば、それもアリかな?と思ったのだ。
「じゃぁ、折角だから、いつも毎日してるコトを僕の目の前でヤってみて欲しい」
「え?それは……」
「出来ないなら、僕はもう帰る。キミはいつも通り独り寂しくヤってればいい」
「でも、そんなコト、人前でしたこと無いし……」
「そう言うのって、したこと無いから価値があるんだよ?いつも、何処でしてるの?」
「いつもは、寝室かお風呂でしてます」
「今日はどっちでヤリたい気分かな?」
「そんなぁ、どっちでって言われても……」
「僕はどっちでもいいけど?」
「私は、えーっと、あの、じゃぁ、寝室で、します」
同棲していた彼女が出て行ってから二年間、僕の対人的な性欲はほぼ枯渇していたのだが、シズカとの出逢いによって急激に湧き上がり出していた。
しかも、純情だが不倫願望の強いドMの若い美人妻と言うスペシャルなステイタスは、平凡だけが取り柄な僕を、豹変させてしまうのだった。