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借金のカタに妻を差し出しました 復讐編
第9章 志寿火
志寿火は、乱れた衣服のまま床に寝てまま、自分の身に起こった事を振り返っていた。
感じたことのない、快感に支配されていた。
今も、余韻が身体を振るわせていた。
魅久が耳元で囁いた。
「初めてだったの?」
志寿火は、身を固めて答えなかった。
「あなたのご主人は、女を百人抱いても、悦んだ女は0人ね。可哀想な奥様ね。」
志寿火は黙って聴いていた。
「だから今回は、あなたにとっては良かったかもね。女に生まれた悦びを知れるんだから。」
志寿火は少し眼を開け魅久を見た。
「それじゃ、もっと気持ち良くして欲しいでしょ?」
志寿火は黙ったままだった。
「否定しないって事は、イエスってことね。」
そう言って、魅久は志寿火に身体を重ねていった。

志寿火は何度も、絶頂を味わい、女としての悦びを覚えた。
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