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調教チェア
第1章 擬似体験のその先
「最後にチャンスをやろう。もしやっぱり奴隷になるのを拒否するなら今この場から立ち去れ。奴隷になるなら大きく足を開き膝立ちになり俺に背を向け後ろに手をまわせ。」と静かに言った。
彼女は震えながら膝立ちになると男性に背を向け両手を後ろにまわした。
「腕はもう少し上だ。」男性は彼女の腕を掴み位置を正した。
彼女は男性に触られビクッと身体を震わせた。
「その位置を憶えておけ。俺が縄を手にしたらお前は直ぐその姿勢をとる。
いいな。」
「はい。ご主人様。」
「お前は俺の前では基本全裸。下着を付ける事も許されない。
いいか。」
「はい。ご主人様。」
「ところでこれから調教する事になるがどの程度時間がある。」バックから縄を出しながら男性が聞く。
「はい。今日から3連休で特に予定もないのでご主人様がその連休の間気の済むまで調教して下さい。」と答えた。
「そうか。それなら3日間みっちり調教してやろ。」男性は彼女の腕に縄をかけながら言う。
彼女はまたビクッと身体を震わせ「はい。よろしくお願い致します。」一旦落ち着いていた彼女だったがまた声が震えていた。
「お前は縛られるのは初めてか。」上半身を縛りながら男性が聞く。
「はっはいっ。」声が上ずる。
「緊張してるか。」
「はっはい。少し。」
「息苦しくなったら言え。解いてやる。」
「はっはい。大丈夫です。」
「そうか。」縛り続ける男性。
彼女は緊張していたが初緊縛に興奮も感じていた。
縛り終えた男性が「どうだ。初緊縛の感想は。」と彼女に聞く。
「はい。最初緊張しましたが興奮してます。」と正直に答えた。
彼女は少し落ち着きを取り戻していた。
「それじゃ立って着いてこい。」男性はバックを持ち立ち上がる。
彼女も立ち上がろうとするが上半身を縛られ上手く立ち上がれない。
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