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夫ではない「貴方」に抱かれる物語
第6章 ソウルバーの夜
いつも薄暗く、ブラックミュージックが流れるそのバーは、カウンターしかない。今日も一人、仕事帰りに立ち寄る私。
貴方は同僚らしき人と、グラスを傾け、談笑している。
まくりあげたワイシャツの袖から見える、うっすらと筋肉ののった腕。
あの腕に触れたい。。。私は貴方の隣の席に座る。
大抵はビール、たまにカクテル。
でも今日は少し強いお酒が飲みたくて、ズブロッカを注文する。冷凍庫で冷やしても凍らず、少しだけとろみを増すウオッカ。
連れのいない私は、カウンターのバーテンと適当な世間話をする。右隣の、貴方の腕を意識しながら。
「ウオッカですか?お酒、強いんですね。」同僚らしき人が席を立ったタイミングで、貴方が私に話しかける。
「うん、ズブロッカ。飲んだことある?」
「いえ、知りません。」
「試してみる?」
私は、ショットグラスを貴方の前に
差し出す。貴方は私の口をつけたグラスを、そのまま口にはこぶ。
「どう?」
「美味しい。」
少年のような笑顔に、ヤられてしまう私。
貴方の連れがトイレから戻り、貴方は再びその人と話し始める。
貴方の腕と、笑顔に魅せられてしまった私は、カウンターの下で、そっと貴方の膝の上に右手をのせてみる。
ほどなく、貴方の左手が私の右手を見つける。最初は小指と小指の触れあい。じりじりと私の手の甲に貴方の掌が乗り上げてくる。
私の指と指の間を、貴方の指先がゆっくりと辿る。
私の手が逃げ出さないことを確認すると、貴方は私の手に自分の手を重ね、指と指を絡ませる。上からぎゅっと握られ、私の右手は自由を失う。
貴方は私の手を少しずつ内側に導く。スーツの布越しに貴方の太腿の固い筋肉を感じる。程なく、私の右手は別の固い場所にたどり着く。捕獲され、出口を求めて首をもたげている生き物のように、貴方のそこは隆起している。苦し気に首をもたげたそれを、私はゆっくりと撫でる。
貴方の高まりに触れた私は、上気した頬のまま、トイレに席を立つ。雑居ビルの一角にあるそのバーは、化粧室は店外に設置されている。
貴方は同僚らしき人と、グラスを傾け、談笑している。
まくりあげたワイシャツの袖から見える、うっすらと筋肉ののった腕。
あの腕に触れたい。。。私は貴方の隣の席に座る。
大抵はビール、たまにカクテル。
でも今日は少し強いお酒が飲みたくて、ズブロッカを注文する。冷凍庫で冷やしても凍らず、少しだけとろみを増すウオッカ。
連れのいない私は、カウンターのバーテンと適当な世間話をする。右隣の、貴方の腕を意識しながら。
「ウオッカですか?お酒、強いんですね。」同僚らしき人が席を立ったタイミングで、貴方が私に話しかける。
「うん、ズブロッカ。飲んだことある?」
「いえ、知りません。」
「試してみる?」
私は、ショットグラスを貴方の前に
差し出す。貴方は私の口をつけたグラスを、そのまま口にはこぶ。
「どう?」
「美味しい。」
少年のような笑顔に、ヤられてしまう私。
貴方の連れがトイレから戻り、貴方は再びその人と話し始める。
貴方の腕と、笑顔に魅せられてしまった私は、カウンターの下で、そっと貴方の膝の上に右手をのせてみる。
ほどなく、貴方の左手が私の右手を見つける。最初は小指と小指の触れあい。じりじりと私の手の甲に貴方の掌が乗り上げてくる。
私の指と指の間を、貴方の指先がゆっくりと辿る。
私の手が逃げ出さないことを確認すると、貴方は私の手に自分の手を重ね、指と指を絡ませる。上からぎゅっと握られ、私の右手は自由を失う。
貴方は私の手を少しずつ内側に導く。スーツの布越しに貴方の太腿の固い筋肉を感じる。程なく、私の右手は別の固い場所にたどり着く。捕獲され、出口を求めて首をもたげている生き物のように、貴方のそこは隆起している。苦し気に首をもたげたそれを、私はゆっくりと撫でる。
貴方の高まりに触れた私は、上気した頬のまま、トイレに席を立つ。雑居ビルの一角にあるそのバーは、化粧室は店外に設置されている。