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夫ではない「貴方」に抱かれる物語
第4章 「貴方」の視線に焦がされて。。。

おずおずと貴方がワインに口をつける。それを合図に、男は私の背後からバスローブに手をかける。

ゆっくりゆっくり焦らすようにローブの紐をほどき、前をはだけていく。私の身体は貴方に対峙させながら、私の顎を振り向かせ、口移しで、ワインを注ぎこむ。

口元から溢れたワインを、舌でゆっくり舐めあげながら、男は時折貴方に視線を送る。

女の身体を飾るためだけに作られたような薄いレースのブラジャー。身につけるだけていやらしい気分になってしまいそうな透けた作り。

男はそのブラジャーの上から、五本の指を蜘蛛の足のように広げて私の胸を揉みしだく。
ホックを外さないまま、谷間に手を差し入れ、レースの内側で乳首を弄ぶ。ゆっくりと乳首を撫で回し、時折、ぎゅっと乳頭を潰す。。

あっ、あん。。

私は甘い痛みと快感で、喘ぎはじめる。
剥き出しになった肩から、うなじへ舌を這わせながら、男はゆっくりホックを外し、レースを床に落とす。露わになった両の乳房を背後から鷲掴みにして、貴方に見せつけるように、乳首を摘まむ。

与えられる刺激に目を細めながら、貴方の暗く、強い視線を感じる。それは目に見えぬレーザーのように私の乳首を照射し、焦がしていく。

胸への愛撫だけで、倒れこみそうになった私を、男はベッドにいざない、固く閉じた両膝を貴方に向けてぐっと開いてしまう。再び閉じることのないよう、足を絡めて一層広げ、脇腹から腹へ、ゆっくりと手を這わせる。

指人形の足さながらに、男の人差し指と中指が、一歩一歩降りてくる。黒いレースに覆われた私の小さな丘にたどり着くと、男の指は薄い布地の上を何度も何度も往復する。

最初はゆっくりと、次にはスキップ、その後めり込ませるように。男の指は自在に動いて、私を、そして貴方を挑発する。

私のそこは、腿に垂れてしまうほど滴が溢れ、布地の端から男の指が侵入した時には、ぐしゅっ、という音まで聞こえそうなほど濡れている。

男の指は私の敏感な突起の周りでくるくる踊り、湿地で足を滑らすように、ズブッと私の沼地に沈む。

指先を根元まで沈ませたまま、男は私の最後の覆いを取り除き、貴方に見せつけるよう私の秘部を剥き出しにする。左の指で私のそこを左右に開き、右の指で、容赦なく私を追い込んでいく。

ぐしゅっ。。じゅぼっ。。

卑猥な音をわざと奏でるよう、男は私の快楽の鍵盤を弾き続ける。
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