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夫ではない「貴方」に抱かれる物語
第5章 楽園
「楽園に連れていってあげる。」

貴方はそう言って、夜の街に車を走らせる。
助手席の私の下半身を覆っているのは薄いシフォンのスカートだけ。私の敏感な部分には、下着の代わりに振動体が取り付けられ、予測の出来ないタイミングで刺激が送りこまれる。

貴方が車を停めた時には、下半身が疼くような痺れを感じ、車を降りる動作もぎこちなくなってしまう。スカートを濡らしてしまわぬよう、腿をぴったりと閉じていたけれど、立ち上がった途端、つーっと熱いものが下りてくる。

貴方は私を支えるように後ろに回ると、そっとスカートをたくしあげて、私の内腿に手を這わせる。

「もう、こんなになに濡らして。ダメだよ、まだこのくらいで感じてたら。。。」

その瞬間、またビリビリと刺激が走り、私は膝を降りそうになる。

「ほら、周りに気付かれちゃうだろ?しっかり歩いて。」

貴方に腰を支えられ、向かった先は南国を模したホテル。頽廃的で甘い香りが漂うロビーのソファーに座り、貴方がチェックインするのを待つ。その間、絶えず刺激が送りこまれ、たどり着きたくとも届かない、焦れったい快感に、私は耐えることを強いられる。

エレベーターで二人きりになった途端、貴方は私を抱き寄せ、腰を固定すると、スカートの上から振動体をぐっと中心に押し当てる。分散していた私の快感は、一気に頂点に押し上げられる。


「ん、んん~。。。」鋭い快感に、もれそうになった喘ぎは、貴方の唇に吸い込まれて声にはならない。

「楽になった?でも、まだまだこれからだよ。さあ、ここだ。入って。」

貴方は欲望の火を含んだ瞳で私を見つめると、ホテルの一室のドアを開けた。。。

部屋に入って真っ先に目に入るのは、存在感のある真っ赤な椅子。夜景の広がる窓の向きに、少し背もたれが倒れた角度で備えつけてある。
座ればイルミネーションの輝く夜景を一望にできそうなそれは、なぜか一人掛けだった。

「シャワーを浴びておいで。これは取っちゃだめだよ。」

不規則に動く振動体を着けたまま、私は不自然な姿勢でシャワーを浴びる。バスローブを身にまとい、貴方の元に戻ると、私は背後から、シルクの布で眼を覆われてしまう。

「夜景が見えなくなって残念かな。でももっときらびやかな世界を見せてあげるよ、君の頭の中に。。。さあ、ここに座って。その前に。。」
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