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こいのうた。
第11章 過ち
秘密のお泊りから何日かたったある日。

一華は貧血で倒れ、保健室で休んでいた。

授業中ということもあり、相変わらず保健の先生は窓際で煙草を燻らせている。

「待生さん、今日は帰る? …迎え呼ぼうか?」

カーテン越しに声をかける先生。

「いえ…寝てます。」

「そぉ?つらくなったら言ってね」

「はい」

そう言うと一華は目を閉じる。

瞼の裏には、京丞の濡れた髪や逞しい身体、潤んだ瞳が浮かんでは消え、次第に深い眠りに落ちていた。
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