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こいのうた。
第10章 水音
部屋に駆け込むと、ベッドに倒れ込む二人。

「もうっ!バレたらどうするの?」

「気持ちよかったでしょ?」

真っ赤なままの一華を見てクスクスと笑う京丞。

「…うん…」

「バレても、俺がなんとかするよ。担任だし」

「そうじゃなくて…恥ずかしくてお兄ちゃんに顔合わせづらくなるから…」

「あぁ、そっちか(笑)」

京丞は一華が隠れる布団に潜り込み、そっと頭を撫でる。

「ごめんね…」

そう謝る京丞を見上げると、疲れたのか、もう寝息をたてている。

(ふふ…可愛い寝顔…)

一華も、京丞の髪に手を伸ばす。

サラサラの髪の毛。

長い睫毛。

(本当に綺麗な顔だな…)

そっと頬を触る。

「ん…」

京丞の顔が少し歪む。

一華は、京丞の手に自分の手を重ね、次第に眠りに落ちていった。
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