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こいのうた。
第11章 過ち
「大丈夫? 顔色悪いし、俺 今日は帰るよ」

「え? うん…」

「また明日ね」

そう言って部屋を出ていく京丞の後姿を、ただ見つめることしかできない。


(お兄ちゃんが…? ないない…絶対ない…)


一華は思い立ったようにタンスをあさり、服を着た。

(本人に聞くしかないのかな…)


まだ疼く身体で、廊下に出る。

「涼しい…」

階段を風がすり抜ける。

ちょうど、柊一が学校に戻ろうとしてるところだった。

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