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こいのうた。
第12章 蟠り
「はぁい」

ドアを開けると、ひょこっと顔をのぞかせる京丞。

「大丈夫なの?」

「ちょっとまだ頭が痛くて…」

「そっか…目が腫れてるけど、どうした?」

「寝すぎかな…(笑)」

泣いて腫れたとは言えずに咄嗟に誤魔化す。

「そうなの?」

ヨシヨシと頭を撫でられる。

一華は京丞の優しさに胸が苦しくなる。


京丞と間違えて柊一を受け入れたのは事実。

変えられない、紛れもない真実だから。
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