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こいのうた。
第16章 仄香る
京丞は、3泊5日の修学旅行を終え、帰国していた。
空港につくなり、一華にメールを送る。

〈空港に着いたよ。今日会える?〉

暫く返事を待つが、返ってこない。
不安な気持ちにかられながらも、バスに乗り込む。

後ろの席から、梓が話しかけてくるが、京丞の耳にはロクに入らなかった。

「どうした?」

隣の席の男子が京丞に話しかけてみても「うん…」としか答えない。

京丞はケータイの画面をぼーっと見つめて放さない。
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