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こいのうた。
第3章 焦燥
「一華ちゃん、照れてる?」

京丞が一華の顔をのぞき込む。

「ちょっと!見ないで!」

「…一華ちゃん、ちょっと来て」



さっきよりも強い力で奥に連れていかれる。


「どこいくんですか?!」

「いいから、こっち来て」

急に真剣な顔で言われ、一華は言葉を返せない。



「向こう、むいて」

言われるがまま向きを変えた途端、京丞が一華の腰に手を回す。

「やっ…!」

振り払おうとするが、力が思うように入らない。

京丞の吐息が耳元で漏れる。

「しばらく、こうしていたい…」

低い声で囁く。

一華は不意の出来事に腰がぬけそうになる。

「な…なんで…っ」

そう声を振り絞ると、京丞の唇が一華の首すじを這う。

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