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こいのうた。
第5章 嫉妬
「失礼します」

保健室のドアを開けると、保健の先生が窓際で煙草をくゆらせてる。

「あ…」

慌てて煙草を消す先生。

「ふふっ…先生、それでも白衣の保健医ですか?(笑)」

「内緒ね。」

苦笑いしながら、人差し指を口元にあてる。

「気分が悪いので、しばらく休ませてください」

「いいけど、あなたもしかして柊一くんの妹さんじゃない?」

「えっ、そうですけど」

「朝、茶髪の子が来てね、もしあなたが来たら教えてくれって。すっごく慌ててたみたいだけど…彼氏?」


茶髪の子―――

恐らく京丞の事だろう、と一華は気づいた。
でも慌ててたって、何でだろう?

「彼氏…っていうか…」

一華は口ごもった。
付きまとわれて迷惑―――
その言葉を思い出して。
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